梅酒の水割りを食前酒にいただくことにした。
「鴬宿梅」という古風な響きのある名前、
熟した梅肉による濁りがある。
まろやかで深みのある味わい。
梅の実の香りと味もしっかりとある。
お菓子を包んでいた笹の葉を
眺めていたら、思いついたのが、あっさりした蒸し料理。
鶏の酒蒸しと野菜の蒸したものを笹の上に盛り合わせた。
五色にこだわった。
「五色の短冊~」と歌われているように、
青、赤、黄、白、黒(紫)の五色にはそれぞれ
「陰陽五行」の五行の意味がある。
小さな器のなかにも、宇宙があるのだ。
教えてくださったのは、江戸懐石・近茶流の岸田甲子先生。
今回は、青シソ、パプリカ、カボチャ、鶏ササミ、ナスを使った。
ぴりっと唐辛子を利かせたポン酢でいただく。
練り辛子をたっぷりめに加えたツナマヨネーズをかけた、
あっさりポテトサラダ。
食欲はみるみる回復。
しかし、口当たりのよい梅酒は、食後酒にもなってしまった。
料理の方は、せっかくカロリー控え目だったのに…。
なかなかうまくいかないものである。
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