2013年7月2日火曜日

日影茶屋の「れんこん餅」

季節的に、つるんとした、のど越しのよいお菓子が出回っている。

葉山にある日影茶屋の「れんこん餅」もそんな和菓子である。

都内では、今は荻窪ルミネ内で販売している。


 

蓮根のでんぷんと黒砂糖、和三盆糖を練り上げて作ったお菓子。

冷やして食べてみたら、その口どけのよい甘さと食感に

病みつきになった。

だから、荻窪へ行ったときは、必ず立ち寄り、

3つ入りとか5つ入りの袋を購入する。




















食欲のない人でも食べられるかもしれない…。

そんなことを考えるのは、

父が亡くなる直前、のどを通るものが少なくなってきた頃、

わらび餅を買って持っていったら、

いたく気に入ってくれて、

何度も「あれは美味しかったなぁ…」と繰り返していた。

あっさりとした品のよい味の中にも、

モチモチとした食感と、こがしきな粉の風味が効いていて、

なかなかの逸品だった。

百貨店の地下で、買って持っていった品。

再度買いにいったら、イベントで出していたものらしく、

同じ場所に同じ品を見つけることができなかった。

どこの店のものだったのだろうか。

父が亡くなった今も気になっている。






そして、あっさりとした甘みのつるんとした和菓子を見つけると、

父にこのお菓子を食べさせてあげたかった、

と思い、つい足を止めるのである。

















れんこん餅は、笹の葉でくるまれている。

ほのかな笹の葉の香りも、またよい。














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