JR御茶ノ水駅聖橋口から出たところに
少しゆったりと空間が生まれた。。
おかげで、ニコライ堂の美しい姿を
じっくりと眺めることができるようになった。
ここは「御茶ノ水ソラシティ」。
そして、さらに奥へといざなわれるように道は続く。
ソラシティの先に、「ワテラス」という商業、文化空間が誕生していることを
今日初めて知った。
ここはもと千代田区立淡路小学校があった場所。
芝生の上に、校歌がきざまれた石碑が立っていた。
明治から117年間、神田っ子たちが通った学校は、
平成5(1993)年に閉校になった。
さびしさもあっただろうが、
高齢化が進む地域住民たちは、街の活性化を望み、
新しい拠点づくりを受け入れた。
ビル内には、学生用の住居スペースがあり、
地域住民との交流を行うことが入居の条件だそうだ。
ただ新しいだけではない、ただおしゃれなだけではない、
地域の在り方が試される空間なのだ。
空間はつくり、育てるものである。
やっと、コンセプトが明快な器ができた気がする。
神田淡路町のこれから、を見守りたい。
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