高田馬場・茶道会館での巧匠会「初冬の会」。
この茶会に毎年参加するようになって4度目の冬である。
茶道会館では茶室の外に並ぶことも多いので、
お天気が大きく左右する。
そのため、その当日の気温は身体が覚えている。
今まで参加した3回に比べて、今年は本当に暖かい。
今日は、少しゆっくりめに行ったので、
細川三斎流・亀井宗玄先生(峰春亭)と
小堀遠州流・小堀宗圓家元(山茶屋)の、
男性が席主の2席に入って、
時間切れになってしまった。
お席に入った後で思った。
席主は気持ちが入った席づくりをされていたと思うが、
お客様側はいかがなものか。
今日の2席とも残念ながら、正客の席に座った方は、
ご挨拶もなく、席主から茶席の趣向を聞き出すこともなく、
時間が過ぎていった。
私が若い頃には、
「そうか。正客というのはああいうふうにやるんだ」と
思わせてくれる大人の人がいたように思う。
「そうか。正客というのはああいうふうにやるんだ」と
思わせてくれる大人の人がいたように思う。
お正客を務めるからには、
席主のもてなしに応じるだけでなく、
自分の感覚でとらえたことを言葉にして、
その席主と正客ならではの場を作り出していきたい。
それが「一座建立」ということである、と
亡くなった石州流・伊藤宗和先生から教えられた。
正客がちゃんと務められる人になりたい。
私にとって、茶会の楽しみは、庭の自然、建築、そして着物。
席主のもてなしに応じるだけでなく、
自分の感覚でとらえたことを言葉にして、
その席主と正客ならではの場を作り出していきたい。
それが「一座建立」ということである、と
亡くなった石州流・伊藤宗和先生から教えられた。
正客がちゃんと務められる人になりたい。
私にとって、茶会の楽しみは、庭の自然、建築、そして着物。
待合で待っている時も、これを眺める楽しみがある。
この3つが同時に存在する空間は、本当に美しい眺めとなる。
今日も、その眺めを十分に満喫することができたのは幸せだった。
どうすれば、展示した茶碗や皿のような色や形が実現できるのかを、
わかりやすい言葉で語ってくれた。
心はずむ師走の午後の時間だった。
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