2013年9月17日火曜日

JR中野駅南口・レンガ坂で、ワインを愉しむ













JR中野駅南口を出て、右方向へ進み、通りを渡れば、
「中野レンガ坂」への入り口がある。

この近辺に、新しいお店がいろいろ出現している!
との情報を得たので、友人たちを誘って早速、出かけた。
















レンガ坂に入ると、老舗格の「ジョージアムーン」がある。
バーボンの品ぞろえを誇る店。
2、3度行ったことがある。
親しみやすさの中にバーとしての品格もあり、好きなお店だ。

しかし、ここはまだ、レンガ坂のほんの入り口にすぎない。
この奥に、たくさんの店が集まっていることを
今日初めて知った。












































































ちょっと立ち寄ってみたくなる、楽しげな雰囲気の、
お店が並んでいる。

ぐるりと歩き回って、選んで入ったのは
スペインバル「SIONO(シオノ)」。






































レンガ坂入り口に近く、今年5月にオープンしたばかりの新しい店である。
以前この場所は、「シオノ化粧品」(2013年3月に閉店)という薬局だった。
この地で3代50年以上店舗を構えていたシオノ化粧品のように
「地元に、永く愛されたい」という思いで命名したという。










































もう一軒、入ってみたのは、
少し奥まったところにある、「La Vie」というワインバー。










カウンターと4人掛けのテーブルだけの小さな店内だが、
白っぽいインテリアの効果か、窮屈さはなく、居心地がよかった。
ワインにこだわりのあるマスターが丁寧に説明してくれる。
もちろんワインは美味しく、
短時間だったが、充実した時間を過ごせた。

「もう一度ゆっくり来よう」と、その場で全員一致で決めた。

















JR中央線の線路を挟んだ向こう側、
北口の中野区役所裏手にはかつて警察学校があった。
今はその広い土地に企業と大学が誘致され、
北側は大きく変わった。

南側の「レンガ坂」もその影響だろうか。
住宅街に近い中野という土地柄に
学生街の出現で変化が起きている、
と思えた。

外から見て感じた「親しみやすい顔」は、
お店の中に入ってからも感じることができた。

パリのカルチエ・ラタン近い「ムフタール街」。
パリに住む知人に連れて行ってもらったその街で見たのは、
決して観光客向けではない、地元の人たちが楽しむ店。

このまま、老いも若きも、この街に暮らす人が寛げる
そんなお店が集まる、中野レンガ坂であってほしい。

これからの世の中に必要な居酒屋は、
働き蜂が鎧を脱ぎ捨てて楽になるための店ではなく、
そこに暮らす人たちのための空間だと思う。
食事の時間を楽しみ、人と会話することが大好きな…。


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