久しぶりの神保町。
今日は、和菓子の店「さゝま」を訪ねてみよう、
と思い、地下鉄の駅を降りた。
茶会ではよく耳にする名、「さゝま」。
でも、店へ行くのは今日が初めてである。
神保町交差点から、駿河台下の交差点まで、
靖国通り・右側の歩道を歩く。
交差点に行き当たり、右に折れてすぐのところに、
店はあった。
白い暖簾の涼しげな表情に心ひかれた。
外側からでも、ガラス越しに、
展示用の和菓子が並んでいるのが見える。
季節の花とともに置かれた姿が美しく、
しばらく見とれていた。
店のたたずまいや和菓子の美しさ、
それだけでもわくわくするのに、
入ってみると、お店の接客がとてもよかった。
まず、来週使う干菓子の注文をする。
「青楓」と「鮎」。
生菓子も気になり、購入する。
「青梅」「玉川」「紫陽花」。
梅雨の晴れ間の、ほんのひと時の涼。
いい午後だった、と思えた。
後日のお茶席で、干菓子が喜ばれたことは言うまでもない。
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