2014年2月8日土曜日

江戸川区・源心庵の初釜席、庭園の雪化粧


今日の関東地方は、予報通りの大雪。

午後はもっと降り積もるらしい、との心配はあったが、

予定通り石州流のT先生の初釜のお席に伺った。

東西線・西葛西駅で下車。

天気がよければ歩いていける距離のようだが、

今日は迷わずタクシーに乗り、「行船公園」内にある、「源心庵」へ。

江戸川区に公園の土地3万平方メートルを寄贈した田中源氏の名前から

「源心庵」の名称が付けられているという。

















タクシーを降りて、周囲の景色を見る余裕もなく

「源心庵」の玄関にたどりついたところで振り返ると、

一面の銀世界の中に雪吊りの松。

初めて訪ねる場所であったので、

写真に納めたい気持ちはやまやまだったが、

雪が降りしきる中での撮影は早めに切り上げ、

雪を払って、建物の中に入り、待合の和室に入った。

そこでもまた、大きなガラス戸の向こうに雪化粧をした庭園の姿。
























雪吊りとは、

雪の重さから樹木の枝を守る豪雪地帯伝来の技法で、

積雪量の多い北陸地方でよく見られる。

降雪量の多い石川県の「兼六園(金沢市)」の雪吊りがとても有名。

降雪量の少ない東京では、

雪から樹木の枝折れを守るという実用性は無いものの、

冬の季節感を出すために施されている。
 
と、江戸川区のホームページには記されている。
 
立礼式の茶席にある大きな窓からも、
 
今日の粉雪に飾られた景色を十分に堪能することができた。
 
T先生のお席は、初釜の華やぎと清新さと2月という季節を感じさせるものであった。
 
加えて、今日のこの雪の庭園の姿は、季節がくれた贈り物である。
 
これこそ一期一会の席。
 
 
 
 


 
 
中でも、金沢の兼六園を思わせる景色を前に、
 
金沢「吉はし」の和菓子・練りきりの「松」。
 
その美しい形と色をいただいたことは、
 
口に中にふわっと広がる餡のあまさと共に忘れがたい。
 
 

 
 
 
 
江戸川区の純和風建築の建物と庭園があることも、今日知った。
 
晴れた日に、また時間を見つけ、めぐってみたいと思う。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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