今日から準備のために向かう。
京都で新幹線を降りた。
ちょうどお昼時。
さて、何かお腹に入れてから移動しよう、
とういうことになり、
思いついた京都の食は、「うどん」。
うどんといえば「おめん」でしょう、
とのK先生の言葉で行く先は決まった。
河原町店へと急ぐ。
銀閣寺近くにある「おめん」本店へ初めて行ったのは
大学生の頃だった。
仏像に惹かれていたあの頃、
大阪にあった母の実家を宿として、
休みのたびに京都や奈良の寺を歩き回った。
食事に贅沢はできなかったけれど、
そんな学生でも入れた京都らしい店が「おめん」だった。
お金はなかったけれど、時間はあったなぁ。
その後30代、40代も仕事で京都へ来ることがあっても、
仕事が終わったらトンボ返りだったっけ。
今のように介護で時間がなくなることなど、
考えてもみなかった時代である。
食事が終わってまた京都駅へ。
大和郡山へ急がねば。
ほんの一瞬の京都であったが、「おめん」の味によって、
20代のころから折々に訪れた懐かしい京都の旅を、思い出すことができた。
今回は、お茶会のお手伝い以外のことは
何も欲張るつもりはなかったが、思いがけず過ごせた豊かな時。
K先生の思いつきに感謝である。
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