2015年6月18日木曜日

ベランダの植物たちの存在


歩いて15分の距離の京成バラ園まで、
バラの咲き乱れる季節でもあり、
足を運ぶことが多くなった。

母と散歩をしたり、
自分の健康のために歩いたり、
バラ好きな友人を案内したり。

そのついでに、
園に併設されたガーデンセンターへも
立ち寄る機会が増えた。

バラ以外にもたくさんの植物の鉢植えや苗を売っているし、
ガーデニングに必要な道具類が揃っていて、
ガーデニング好きにはたまらない場所である。



















最初は見るだけだったが、
次第にひとつふたつと、苗、鉢、土を買い、
せっせとマンションのベランダへと運ぶようになった。
1ヶ月くらいたった今、
そこは、ガーデニングを楽しむための秘密の、小さな空間になってきた。

近所のバラ園との付き合いが、
少しずつ少しずつ生活の中にも入りこんできた感じである。























伸びすぎたり、混んできたりした花や葉は摘んでガラスの器に挿し、
家の中で眺めて楽しむこともできる。





























ハーブ類は料理の彩りにもなってくれる。




 
ベランダはよく風が通り日も当たり、
思っていたよりも乾燥が早いので、
暑い日は朝夕に水やりする。
アブラムシを見つけたらすぐに水で洗い流す。
元気がなければ入念にチェックする。

毎日のちょっとした変化に一喜一憂。

ベランダにしゃがみこんで、植物の姿を眺め続けていると、
あきることなく時間が過ぎる。

買った苗にたいてい付いてくる、
植物の名前と育て方が書かれた札は、
土を落として綺麗に洗い、
ノートに貼りつけて時々取り出して見ている。



 
ベランダの片隅の鉢植えの植物たちは、
こうして徐々に私の生活に入り込んできた。
 
そして気がつけば、
「日々隣りにいてくれる」存在になりつつある。