2013年6月2日日曜日

三鷹・水墨画個展を訪ね、ワークショップで自ら水墨画を体験

梅雨入りが発表されたが、
ここ2~3日は快晴が続いている。

今日は、
奥多摩町で日々自然に向かい合いながら
水墨画作品を制作し続けている、
海野次郎画伯の個展会場を訪ねる。

JR三鷹駅で下車し、玉川上水に沿って歩いた。

木漏れ日や水の流れのある散歩道は
とても気持ちがよかった。
紫陽花もみずみずしく、緑の中に映えて、
目を楽しませてくれる。




沿道にはちょっと立ち寄って覗いて見たくなるような、
おしゃれなお店がいくつもある。
少し住宅街へ入ったところに、心惹かれる看板を見つけ、
入ってみた。

骨董品の展示と販売をしている空間で、
お茶とランチもできるお店「草花窯」。

古伊万里の大皿に盛った「ご馳走プレート・ドリンク付」
(1200円)を注文。


食後、もう少し夢の中でまどろんでいたい~
という気持ちを振り払いつつ、
もとの散歩道に戻った。


しばらく行くと見えてきたのは「山本有三記念館」、
その隣には素敵なギャラリー。

ここが「海野次郎展」会場である。

お茶を飲める素敵な空間の手前にある小部屋で
展示がされていた。
会場では海野画伯の奥様が迎えてくださった。





海野画伯の水墨画を拝見したのは、
2012年年9月、
八重洲ブックセンターのギャラリーでの個展が最初だった。

日本画を大学で学んだ後、
水墨画の技法を苦労して身につけられ、
美術史の勉強も続けてこられたとのこと…

今の時代は日本美術の持つ独自性について
積極的に語っていかねばならないと感じていること…

等々、お話を伺って、
すっかりそのお人柄に引きつけられたといってもよい。

今回はご案内をいただき、
作品展とともに、
水墨画体験ができるワークショップがあると知り、
すぐに申し込んだ。


ワークショップの会場は「みたか井心亭」、
ギャラリーから5~6分歩いた場所にあった。


海野先生は、まず水墨画の歴史や道具について
丁寧に説明してくださった。


そして、墨をすって、実際に描き出そうとするが、
初めての水墨画体験に、少し緊張。

それに、今日のモティーフは、魚の「はたはた」だ。
「難しそう」
「魚に向かい合って絵を描くのは初めて」
気持ちがちょっと尻込みする。
植物か野菜ではないか、との予想をしていたが…。

そこで、
まずはまっすぐな線や渦巻きを描く練習から始まった。



徐々に、筆と墨を使うことが楽しくなってきた。

「紙はたくさん使ったほうがよい」と言われ、
全員が少なくとも3枚は描いた。

3枚の絵を比べると、
それぞれ筆を紙に向かい合った時の心持ちが現れていて
怖いくらいだ。


遊印を押してサインを入れるとなんとなく様になって、嬉しい。


今日は、できるだけリラックスした中で、
自由に描かせていただいたので
ただただ墨と筆の感触が気持ちよく身体に残っている。

高校、大学のころ、油絵が上手になりたい、
と思って取り組んでいたが、
油絵よりも水彩画を描きたいと思うようになり、
水彩画よりも、今は、日本独特の水墨画にあこがれる。

生け花もいろいろ試してきたけど、今は茶花が一番好き、
という感覚と同じなのかもしれない。



絵を描ける時間ができた…。
退職後、初めて実感した「自由な時間」だった。







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